マッチリポート(2022年)

【2022 JFL】第10節 高知ユナイテッドSC vs FC神楽しまね

■第24回日本フットボールリーグ(2022)第10節

高知ユナイテッドSC1-0 FC神楽しまね

2022年6月5日(日) 13:00
宿毛市総合運動公園陸上競技場
観客 435人

【得点者】 11分 赤星魁麻(高知)

【警告・退場】   7分 髙畑智也(しまね)   90+2分 岡田大介(高知)   90+3分 辻川裕介(しまね)

4日前に大分へ移動し天皇杯2回戦・大分トリニータ戦を戦った神楽しまね。

試合は0-3で敗戦。この試合でも得点することはできませんでした。

リーグ戦も6試合連続無得点試合が続いており、目下2連敗中のしまね。今節は高知に乗り込んでのアウェイゲームとなりました。

スターティングメンバー

FC神楽しまね

神楽しまねはこれまでサイドハーフで起用されていた髙畑智也をFWの位置に上げ、中盤ボックス型の4-4-2のフォーメーションを組みました。これは天皇杯・大分戦と同じ布陣になります。

また大分戦でもメンバー入りした堀田佳佑がこの試合でも続いてリザーブに入っています。

高知ユナイテッドSC

高知は3-4-3のフォーメーション。

かつて松江シティ(神楽しまね)に所属していた西村光司選手はリザーブからのスタートとなりました。

試合経過

無得点試合が続く中、先に失点することは避けたかったしまねでしたが、11分、高知のフリーキックの場面。

オフサイドライン手前ギリギリの所からDFの裏へ抜け出した赤星魁麻選手がボールを収めそのままシュートまで持って行くと、GK池藤聖仁は全く反応できずボールはそのままゴールイン。

高知が早い時間にあっさり先制し高知1-0しまね

しまねは16分にもGKへのバックパスをインターセプトされ、キーパーと1対1になる大ピンチを迎えますがここは池藤が右足1本で好セーブし事無きを得ます。

天皇杯2回戦から共に中3日。その疲れもあってか両者ミスが多くピリッとしない展開。

前半飲水タイム前後からしまねが徐々にボールを支配するようになり、高知陣内でのプレー時間が次第に長くなっていきます。

フリーキックやコーナーキックなどセットプレーのチャンスもあったしまねでしたが、高知の堅い守りに阻まれ得点には至らず。

このまま前半は高知1-0しまねのスコアで終了。

後半開始からしまねは2人の選手交代。

左サイドバックの石川健太に代えて今村直也、FWの清本将史に代えて加倉広海を投入します。

この交代で今村は左CBに入り、左CBを務めていた辻川裕介が左サイドバックに回りました。

後半になると両者互いに攻め合い、一進一退の攻防が繰り返されるようになります。

追いつきたいしまねは61分、右サイドハーフの菅本岳に代えて川中健太を投入。

これまでの例から川中をFWに置いて髙畑を右サイドハーフに下げると思いましたが、川中はそのまま右サイドハーフに入り2トップは加倉・髙畑のまま。

前線が活性化したしまねはパスをつないで高知ゴールに迫りますがなかなかシュートまで至らず。

一方の高知はカウンター気味にしまね陣内まで攻め込みますが、しまねは守備の集中を切らさず最少失点をキープして味方の反撃を待ちます。

後半飲水タイムのタイミングでしまねは髙畑を下げ、堀田佳佑を投入。

75分辺りから高知陣内で波状攻撃を続けていたしまねは77分、ペナルティエリア手前の絶好の位置でフリーキックを獲得。

澤田理玖が蹴ったボールを高知がクリアすると、そのこぼれ球を佐藤啓志郎がダイレクトにボレーシュート。

ボールは枠を捉えましたがGKタンドゥ ベラフィ選手が好反応で弾き出し、しまねはどうしてもゴールを奪えません。

81分、佐藤に代えて澤島輝を投入したしまねはこれで交代カードを使い切ります。

この交代で川中が左のサイドハーフに回り、澤島は右のサイドハーフに入りました。

するとしまねは直後に高知に右サイドを突破され池藤と1対1になる大ピンチを迎えます。しかしここも池藤が冷静にシュートコースを塞いでコーナーキックに逃れ高知の追加点を許しません。

結局しまねの必死の反撃も実らず最後までゴールが遠く高知1-0しまねで試合終了。

しまねはこれで3連敗。連敗中の3試合とも0-1での敗戦。

連続無得点試合はに伸び、これで9試合連続勝ちなし

泥沼にハマったまま抜け出せる気配が一向にありません。

感想

得点

毎回同じことを言っていますがとにかく得点が取れない。

しまねはそもそもシュート数が少ないです。

この10試合でシュートが2桁だったのは第6節のティアモ枚方戦と第8節のヴェルスパ大分戦のみ。

もっともこの2試合も無得点だったのでただ闇雲にシュートを打てば良いというものでもありませんが、言い古された言葉を使うなら「打たなければ入らない」わけですから、もっとシュートの意識を各選手高めてもらわないと。もちろん選手たちはそんなことは百も承知でしょうが。

今回FW起用された髙畑も昨季は遠目からでも果敢にミドルシュートを放ち得点もしていました。しかし今季はその思い切りの良さが見られません。その原因がどこにあるのかは分かりませんが、とにかく昨季のように積極的にシュートを打つ姿が見たいです。

ひとつ明るい材料はFW堀田が復帰したこと。

遊馬将也のメンバー外が続き(怪我か?)谷尾昂也も調子が上向かない中、純然たるFWの復帰は頼もしい。今回堀田はサブからの起用でしたが、スタートから起用して持ち前のハードワークで相手DFにプレッシャーをかけ続け、疲弊させる役割を担わせるのも面白いかもしれません。相手が疲れたところで加倉・川中を途中投入してゴールを狙う、という戦い方も選択肢としてはありです。

果たして次節、点を取るために実信憲明監督がどんな仕掛けをしてくるのか。

期待半分、不安半分で見届けたいと思います。

10試合で勝ち点5

リーグ戦も3分の1が終了し、神楽しまねの戦績は1勝2分け7敗で勝ち点5

このままの勝ち点獲得ペースではシーズン終了後勝ち点15しか取れない計算になり、J3昇格クラブが無ければ間違いなく中国サッカーリーグへの降格となってしまいます。

仮にJFL残留ラインを勝ち点30とすると、神楽しまねは残り20試合で7勝4分け9敗、もしくは6勝7分け7敗の成績が必要になります。

上位クラブに対しては割り切ってドロー狙い、下位クラブからは勝ち点3を確実に獲る、という現実的な戦い方をそろそろ模索していく時期に来ているのかもしれません。

ただ引き分け狙いとは言っても自陣に引いたままでは守り切れませんし、神楽しまねはそのような戦い方は不得手ですから今まで通りボールは保持しつつ守備のリスクマネジメントを怠らないようにして相手を無失点に抑えることができればベストです。

次節は早速上位クラブとの対戦。

点が取れればもちろん最高ですが、無理せずまず無失点で切り抜けることを第一に戦ってもらいたいです。

次節の対戦相手

次節は2022年6月12日(日)、島根県立サッカー場にFC大阪を迎えます。

FC大阪4勝5分け1敗の勝ち点17で現在5位

神楽しまねの過去の対戦成績は1勝1分け3敗とあまり相性が良くありません。

2022年のJ3ライセンス取得済みのFC大阪は「今年こそJ3昇格を」と相当な意気込みで挑んで来るでしょう。

総得点16と現在リーグ3位タイの得点力を誇るチームですが、神楽しまねはここをしっかり無失点で抑えてまず連敗を止めることを最低限の目標として戦ってもらいたい。

チームは非常に厳しい状況にありますが、調子が上向くきっかけとなる試合が早く訪れることをただただ願っています。

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