2022年

【2022年版】JFLからJ3への昇格条件

2022年3月3日

2022シーズンにおけるJFLからJ3リーグへの昇格(入会)条件J3昇格の可能性があるクラブをまとめました。

Jリーグ入会資格

2022年版のJリーグ入会資格はJリーグ規約(2022年2月28日改正)第17条[入会]に定められています。

第17条では入会資格の内容について4項目、入会資格の効力発生時期について1項目が規定されており、この中の4つの入会資格の内容を簡単にまとめると次のようになります。

ポイント

1.JFL所属の「Jリーグ百年構想クラブ」であること

2.J3クラブライセンス審査(調査)を受けていること

3.9つの入会要件を全て充足すること

4.Jリーグ理事会の審議で入会が承認されること

3.を除く3項目は主に手続き上の規定なので特に分かりにくい点は無いかと思います。

そこで3.に規定された9つの入会要件について詳しく見ていくことにします。

Jリーグ入会要件

Jリーグ規約

Jリーグ規約 第17条 第3項に規定された9つの入会要件は次のような内容です。

入会要件

① J3クラブライセンス審査に合格している

② 百年構想クラブとしての活動実績が理事会から認められている

③第16条[J3クラブの資格要件]を満たしている

即ち

・J1、J2またはJ3クラブライセンスの交付を受け、それが取り消されていない

・日本の法律に基づき設立された株式会社または公益社団法人である

④ ファンクラブや後援会などの安定的な支援組織がある

⑤ 入会直前年度のJFLのリーグ戦におけるホームゲームの1試合平均入場者数が2,000 人を超えており、 3,000 人を目指して努力していると認められる

⑥ 入会直前年度の年間事業収入が 1.5 億円以上になると見込まれる

⑦ 入会直前年度の期末決算において、債務超過ではないことが見込まれる

⑧ 入会直前年度のJFLのリーグ戦における最終順位が4位以内であり、かつ、JFLに属する百年構想クラブのうち、上位2クラブに入っている

⑨ 百年構想クラブが株式会社の場合、大株主とJリーグとの直接の面談機会を設定し、別途Jリーグが定める宣言書に署名させ、Jリーグに提出する

まずJ3クラブライセンスの取得がJ3入会への大前提であり、その他に重要な要件としては⑤ホームゲーム入場者数⑧JFLでの最終順位が挙げられます。

これ以外の②活動実績・③国内法人・④支援組織・⑥⑦財務状況・⑨株主の要件が充足できずにJ3入会が承認されなかった、という例は過去にありません。

以上のことから、Jリーグ(J3)入会要件について、まずは次のポイントに着目すれば良いことになります。

ポイント

・J3クラブライセンスを取得している

・JFLホームゲーム平均入場者数が 2,000人を超えている

・JFL最終順位が4位以上 かつ 百年構想クラブの上位2クラブである

なお、2020シーズンと2021シーズンは新型コロナウィルス感染拡大対策として各試合の入場者数に制限が加えられたことから、ホームゲーム平均入場者数の要件を適用外とする特例措置が取られています。

2022年2月28日現在、2022シーズンにおいてホームゲーム平均入場者数の要件を適用外にするという公式リリースはありませんので、今季はこの要件が3年ぶりに復活することになりました。

但し、今後の感染状況や社会情勢の変化によっては、この要件が今季もまた適用外になる可能性もあり得るでしょう。

百年構想クラブ

ではJFLに所属する「Jリーグ百年構想クラブ」はいくつあるのでしょうか。

2022年2月28日付けのJリーグプレスリリース「Jリーグ百年構想クラブ 審査結果について」によると、新たにコバルトーレ女川(東北1部)、東京23FC(関東1部)、高知ユナイテッドSC(JFL)、沖縄SV(九州1部)が百年構想クラブに認定された、とあります。

また同日付けプレスリリース「鈴鹿ポイントゲッターズのJリーグ百年構想クラブの資格について」では鈴鹿ポイントゲッターズ(JFL)に解除条件付きの百年構想クラブ資格停止処分が下されたことが発表されました。(※2022年6月のJ3ライセンス申請期限までに資格停止の解除条件が満たされれば、再び百年構想クラブとして認定されることになっています。)

【追記】
2022年6月28日 Jリーグ理事会において
鈴鹿ポイントゲッターズの百年構想クラブ資格は「失格」と決定。
(プレスリリース「鈴鹿ポイントゲッターズの百年構想クラブの資格について」)

従って、2022年6月28日現在で2022シーズンJFL所属の百年構想クラブは下記の7クラブ。

百年構想クラブ(JFL)

ラインメール青森

クリアソン新宿

ヴィアティン三重

FC大阪

奈良クラブ

高知ユナイテッドSC

ヴェルスパ大分

※青文字:2022シーズンJ3クラブライセンス取得クラブ

2022シーズンのJFLで4位以内となり、かつ、これら7クラブの中で上位2クラブにならないとJ3に入会できません。

たとえJFLで3位の成績を収めたとしても、1位・2位が百年構想クラブだった場合、入会要件を充たせないことになります。その1位・2位クラブがJ3ライセンスを保持している・いないに関わらず、です。

2021シーズンのJFL最終順位表を例にしますと

このように鈴鹿ポイントゲッターズJFL・4位以内という順位要件を満たしましたが、百年構想クラブの上位2位以内の要件を満たせず、J3への入会ができませんでした。

J3入会(昇格)条件のまとめ

最後に、ここまで述べてきたJFLからJ3への入会(昇格)条件をまとめます。

まとめ

●J3入会(昇格)の可能性を有するJFLクラブは次の7クラブ
ラインメール青森、クリアソン新宿、ヴィアティン三重、FC大阪、奈良クラブ、高知ユナイテッドSC、ヴェルスパ大分

●J3クラブライセンスを取得していることが入会(昇格)の大前提

●JFLにおいてホームゲーム平均入場者数が 2,000人を超えていることが必要

●その上でJFL最終成績が4位以内、かつ、百年構想クラブの中で上位2クラブになればJ3入会(昇格)決定

2022シーズンは「ホームゲーム平均入場者数2,000人以上」の要件が復活し、J3を目指すクラブにとってはリーグ戦成績面の要件以上にさらに厳しい要件が加わったという印象です。

リーグ戦の成績と集客面の条件をクリアして見事J3への切符を勝ち取るのはどのクラブになるのか。

2022シーズンも最後まで目が離せないJFLになりそうです。

なお、J3昇格争いやJFL残留争いの最新情報につきましてはこちらの記事をご参照ください。

参考【2022】J3昇格・JFL残留 最新情報

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