2021年以前

東京武蔵野ユナイテッドFC誕生

2021年1月17日

提携

2021年1月15日(金)、第23回日本フットボールリーグ開幕カード発表の際、チーム名称が変わるクラブが2つあることがJFLオフィシャルサイトで合わせて発表されました。
(→第23回日本フットボールリーグ参加チーム

ひとつはF.C.大阪(旧名称:FC大阪)。
こちらについては2020年12月25日にクラブの公式サイトでリリース済みでしたので既知の事実でした。
(FC大阪 公式サイト:法人名及びクラブ名 改称のお知らせ

そしてもうひとつは東京武蔵野ユナイテッドFC(旧名称:東京武蔵野シティFC)。
この名称変更については事前に何も情報がありませんでした。

さらにここには単に名称変更にとどまらない非常に大きなニュースが潜んでいたのです。

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東京武蔵野シティFCのリリース

まず本件に関する東京武蔵野シティFCの公式リリースがこちら。
(東京武蔵野シティFC 公式サイト:【ご報告】2021年2月よりチーム名変更のお知らせ

要約するまでもない非常に簡素な報告ですが、ポイントとしては

ポイント

・運営法人を一般社団法人横河武蔵野スポーツクラブへ移管した後の2021年2月より運営体制とチーム名が変わる

・詳しくは横河武蔵野スポーツクラブのホームページに掲載

そして横河武蔵野スポーツクラブのサイトに掲載されているPDFがこちら。
(横河武蔵野スポーツクラブ 公式サイト:サッカートップチームの運営体制ならびにチーム名変更のお知らせ

ポイント

・今後「東京ユナイテッドフットボールクラブ」を運営する一般社団法人 CLUB LB&BRB と連携し、トップチーム運営を行う

・この連携に伴い、2021 年シーズンよりトップチーム名を「東京武蔵野ユナイテッドフットボールクラブ」へと変更する

これだけ読むと、単に「関東1部リーグ所属の東京ユナイテッドFCと協力しながらクラブ運営をやっていきますよ」ということなのですが、実はそう単純な話ではないということが当の東京ユナイテッドFCのリリースを読むとわかってきます。

東京ユナイテッドFCのリリース

こちらが東京ユナイテッドFCの公式サイトに掲載されたリリースです。
横河武蔵野スポーツクラブとの提携に伴う サッカートップチームの共同運営にかかる新体制のお知らせ

東京武蔵野シティ側のリリースが淡々と「運営体制とクラブ名称の変更」という事実のみを伝えているのに比べて、東京ユナイテッド側のリリースは非常に詳細に今回の一件を伝えてくれています。

ポイント

・東京武蔵野シティ・東京ユナイテッドの両運営法人が折半出資し新会社「東京武蔵野ユナイテッドスポーツクラブ」を設立

・この新会社が東京武蔵野シティと東京ユナイテッドを共同運営

・東京武蔵野シティは「東京武蔵野ユナイテッドFC」に改称し、JFLで活動

・東京ユナイテッドはアマチュア社会人チームとして、関東1部リーグで活動

両者が提携に至った背景には

昨今のコロナ禍がもたらす社会への影響は甚大であり、サッカー界においても今後の展望が見通しづらい状況において、クラブの安定運営と持続的発展のためには、さらなる運営基盤の強化と運営リソースの効率化を図るとともに、新たな経営戦略が必要と判断いたしました。

(東京ユナイテッドFC公式サイトより)

という事情ももちろんあるのでしょうが、東京武蔵野シティ(の運営者)にとっては今回の提携でホームタウンが拡大しスタジアム問題がクリアできるかもしれないというメリット、そして東京ユナイテッド(の運営者)にとっては現状地域チャンピオンズリーグにすら出場できない戦力なのに一気にJFLに参入してJリーグを目指す土俵に立てるというメリットがあったことの方が大きいでしょう。

事実上の合併

「東京ユナイテッドFCをアマチュア社会人チームとして残す」と言っているので少々分かりにくいのですが、早い話が「東京武蔵野シティFCと東京ユナイテッドFCが合併してJリーグを目指す」ということに他ならないような気がしています。

この「合併」について両クラブサポーターのツイッターでの反応が真逆で、東京武蔵野シティサポーターが釈然とせず怒りを押し殺しているツイートが多かったのに対し、東京ユナイテッドサポーターは「一気にJFLだ!」と好意的に受け止めているツイートの方が目立ちました。

ちなみに関東1部リーグの東京ユナイテッドが事実上JFLに入会できたことを「飛び級」と表現している媒体がありましたが、カテゴリ的には関東1部のすぐ上がJFLですから決して「飛び級」ではないですね。関東1部を制しても、その先には地域チャンピオンズリーグがあるということで「飛び級」と称したのかもしれませんが。

今回の両クラブのリリースの仕方を見ると、東京武蔵野シティ側はどこか「やっつけ仕事」的というか投げやり感が伺えるのに対し、東京ユナイテッド側のリリースには非常に熱のこもった力強い意志を感じました。もしかすると今回の提携(合併)は東京ユナイテッド主導で進められて来たことなのかもしれません。

リリースだけではまだ不明なことも多く、その辺り両クラブはこれからしっかり説明をして欲しいですね。

例えば、
東京武蔵野ユナイテッドは再びJリーグを目指すことになるのか。そのロードマップはどうなっているのか。

アマチュアとして関東1部にとどまる東京ユナイテッドはJFL入会を目指すのか
もし東京ユナイテッドがJFLに入会した場合、運営会社が同じ東京武蔵野ユナイテッドと対戦するのは問題があるのではないか(八百長疑惑を生む)。また逆に東京武蔵野ユナイテッドが関東1部に降格した場合も同様の疑惑がかけられるのではないか。

などなど。

一番はリモートでも良いので記者会見なりサポーターミーティングなり開催して両クラブが説明の場を設けることでしょうね。

当事者クラブのサポーターではない私ですがこの件には注目しています。
続報を待ちたいと思います。

【追記】

2021年2月1日配信のインターネット番組「シュウアケイレブン」で本件が取り上げられました。

そこで新たに判明したことを下記の記事にまとめております。

サッカーボール
参考東京武蔵野ユナイテッドFC誕生秘話

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