FC大阪 vs 松江シティFC
2020年 8月 2日(日)
15:00 キックオフ
服部緑地陸上競技場
リモートマッチ(無観客試合)
開幕戦のソニー仙台戦を勝利で飾った松江シティFCの次の対戦相手はFC大阪です。
この第24節は10月18日(日)に松江シティのホームゲームとして開催予定でしたが、JFLの前期15節が中止となり後期第16節~第30節のみの開催となったことでホームゲーム数の調整が行われ、FC大阪のホームゲームとして開催されることになりました。
試合会場の空き状況や両クラブのスケジュールなどを勘案した結果、開催日程も8月2日(日)と大幅に前倒しされています。
なお、この試合も開幕戦に続いてリモートマッチ(無観客試合)での開催となります。
また試合映像は下記のサイトでライブ配信されます。(現在は公開されていません)
ライブ映像配信
あすリートチャンネル http://ytv-athlete.jp/lives/14732
ここからは当日の試合の展望について、FC大阪の開幕戦の試合内容を振り返りながら記していきたいと思います。
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FC大阪の開幕戦
FC大阪は7月18日(土)、アウェイでホンダロックSCと対戦しました。
フォーメーションは3-4-2-1。3バックの前にボランチ2枚と左右のウィングバック、前線は1トップ2シャドーという布陣です。
21分にFC大阪の先制点が入るまでは拮抗した展開で、ホンダロックが押し込む場面もあったのですが、FC大阪は両ウィングバックがディフェンスラインまで下がってスペースを消し、最後のところを相手にやらせないというしっかりとした守備で対応します。結局この試合でホンダロックが放ったシュートは僅かに1本でした。
一方でFC大阪の攻撃はというと、マイボールにするや手数をかけずに一気に前に長いボールを送り、これを前線の選手が収めてそのまま相手ゴール付近に切り込むなど、鋭いカウンターが持ち味のように感じました。
また、これは最初からのゲームプランだったのかどうかわかりませんが、試合中盤からFC大阪の運動量が目に見えて上がってます。ホンダロックにボールが渡るとFC大阪の選手が激しくプレッシャーをかけてボールを奪いに行き、ホンダロックに攻撃の自由を与えません。2点のリードを奪って以降、ひたすらこれを繰り返すのでホンダロックとしては攻め手がなく、お手上げに近い状態でした。先ほど「この試合でホンダロックのシュートは僅か1本」と述べましたが、FC大阪のプレスが効いていたのもその要因のひとつかと思います。
試合の方は4-0でFC大阪の大勝でしたが、圧倒的に攻め立てたというよりは効率的に得点を重ねたという印象です。
シュート数が8本ですから特別多いというわけではなく。ただ決定力が高いというのはあるでしょう。
松江シティはどう戦う?
どんな試合でも「先制点を与えないこと」は大事ですが、特にFC大阪には先制点を許さないことが重要です。
昨季のFC大阪は先制した試合は無敗。逆に先制されてそこから逆転した試合は1試合しかありません。
印象としては先制点を取るとチーム全体が乗ってしまい、良いリズムのまま試合を終えるというイメージです。
昨季、松江シティがホームでFC大阪と対戦した時は、先制点を許すと前半だけで3失点してしまいました。
先制点が取れたFC大阪が勢いづき、その流れで次々と得点が生まれた、という感じでしょうか。
一方、アウェイで対戦した際は、松江シティが守備的に戦ったということもあってかFC大阪はなかなか先制点を奪えず、ラストワンプレーまで両者スコアレスという展開になりました。(結局、試合は0-1でFC大阪に劇的な敗戦を喫しましたが…。)
8月2日の試合はアウェイでもありますし、松江シティとしてはとにかく先制点を与えないよう慎重に戦い、最悪スコアレスドローでも良いくらいのゲームプランで臨んだ方が良いのかもしれません。
FC大阪のカウンターは要警戒ですから、松江シティは攻撃偏重でイケイケにならないよう注意すべきですね。もっとも開幕戦のソニー仙台戦を見る限り、攻守のバランスはまずまず良かったのであまり心配することではないのかもしれませんが。
FC大阪が得意とするロングボールによる局面打開についても、松江シティの守備陣が開幕戦のような対応力を発揮してくれれば容易に守備が崩れることはないだろうと期待しています。
メンバー構成にも注目
開幕戦からは2週間空きました。暑さの中でスタメン・フル出場した選手たちの体力も十分回復していると思います。
果たして実信監督はどういうメンバーをチョイスするのでしょうか。
「勝っているときのメンバーはいじるな」の格言通り、開幕戦と同じメンバーでFC大阪に挑むのか。
あるいは開幕戦で見えた課題を修正するために、若干のメンバー変更を加えるのか。
それとも対戦相手に応じて異なるサッカーをするために大胆なフォーメーションチェンジや選手の抜擢を試みるのか。
まだ始まったばかりのJFL。色々と興味は尽きません。
8月2日もTVの前で松江シティの選手たちに精一杯の声援を送ることにします!