2022シーズンのJFLからJ3への昇格争いとJFL残留争いの動向を、最新のJFL順位表とホームゲーム平均観客数を基にまとめています。
【2022】J3昇格要件
まとめ
●J3入会(昇格)の可能性を有するJFLクラブは次の7クラブ
ラインメール青森、クリアソン新宿、ヴィアティン三重、FC大阪、奈良クラブ、高知ユナイテッドSC、ヴェルスパ大分
●J3クラブライセンスを取得していることが入会(昇格)の大前提
●JFLにおいてホームゲーム平均入場者数が 2,000人を超えていることが必要
●その上でJFL最終成績が4位以内、かつ、百年構想クラブの中で上位2クラブになればJ3入会(昇格)決定
なおJ3昇格条件の詳細につきましてはこちらの記事をご参照ください。
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参考【2022年版】JFLからJ3への昇格条件
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【2022】JFLから地域リーグへの降格
今季はJFLと地域リーグの入れ替え戦は実施されず、原則JFL最終順位15位・16位の2チームが地域リーグへ自動降格となります。
但し、JFLからJ3への昇格チーム数によって降格枠は変動し、J3昇格チームが1つ増えるごとに地域リーグ降格枠は1つ減ります。
なおJFLからJ3への昇格枠は最大で「2」と定められていますのでJFLからの降格枠は以下3つのうちいずれかになります。
■J3昇格チームがない場合
・JFL15位・16位チームが自動降格
■J3昇格チームが1チームの場合
・JFL16位チームが自動降格
■J3昇格チームが2チームの場合
・JFLからの降格チームはなし
なおJFLから地域リーグへの降格及び地域リーグからJFLへの昇格条件についての詳細はこちらの記事をご参照ください。
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参考【2022】JFL・地域サッカーリーグ入れ替え方式
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【最終】JFL順位・平均観客数
JFL最終節終了後の確定順位とホームゲーム平均観客数は下記の通りです。
認定
2022年9月27日開催のJリーグ理事会において2023シーズンJ3クラブライセンスの判定結果が確定しました。(2023シーズンJ3クラブライセンス判定結果について(J3入会を希望するクラブ))
上記順位表の「認定」欄に「J3」とあるのは2023シーズンのJ3クラブライセンス保有クラブ、「百年」とあるのはJリーグ百年構想クラブを指します。
J3ライセンス保有クラブは全てJリーグ百年構想クラブに認定済みです。
【追記】
2022年6月28日 Jリーグ理事会において
鈴鹿ポイントゲッターズの百年構想クラブ資格は「失格」と決定。
(プレスリリース「鈴鹿ポイントゲッターズの百年構想クラブの資格について」)
従って鈴鹿ポイントゲッターズの2023シーズンからのJ3参入は不可能となりました。
平均観客数
各クラブのホームゲーム観客数の合計を試合数で割ったホームゲーム平均観客数(小数点以下切り捨て)を上記順位表の「平均観客数」欄に記載しています。
J3昇格の可能性があるクラブで平均観客数2,000人以上であれば 青色 、2,000人未満であれば 黄色 に色分けしています。
J3昇格争い
J3昇格の順位要件である「4位以内」且つ「Jリーグ百年構想クラブ上位2位以内」を満たすクラブは首位・奈良クラブと2位・FC大阪の2クラブに確定しています。
次にホームゲームの平均観客数ですが奈良クラブは第26節のホームゲーム(鈴鹿ポイントゲッターズ戦)で14,202人の観客を集め今季ホームゲーム観客数の合計が30,000人を超えました。ホームゲーム数は各チーム15試合ですので、これで奈良クラブの今季平均観客数が2,000人を超えることが確定しています。
この結果、奈良クラブは2023シーズンからのJ3参入が決定しました。
FC大阪が平均観客数2,000人以上を達成するためには、最終節で約3,800人の観客を集める必要がありましたが、結果は実に12,183人の観客を集め観客数要件クリアが確定しています。
従って、FC大阪も2023シーズンからのJ3参入が決定しました。
JFL残留争い
奈良クラブとFC大阪のJ3昇格が決定したため、地域リーグへの降格枠は2つ減って「0」になりました。
よってJFLから地域リーグへ降格するクラブはありません。
まとめ
【最終結果】
■J3昇格クラブ: 奈良クラブ、FC大阪
■地域リーグへの降格クラブ: なし