マッチリポート(2022年)

【2022 JFL】第12節 FC神楽しまね vs 奈良クラブ

■第24回日本フットボールリーグ(2022)第12節

FC神楽しまね 0-1 奈良クラブ

2022年6月19日(日) 13:00
松江市営陸上競技場
観客 401人

【得点者】 17分 山本宗太郎(奈良)

前節、FC大阪に3-1と快勝し10試合ぶりの勝利を上げた神楽しまね。

連続無得点試合もで止まり、この勢いのままに松江でも初勝利を上げたいところ。

今節は奈良クラブを松江市陸に迎えての試合となりました。

スターティングメンバー

FC神楽しまね

前節、前半で負傷交代した田平謙に代わり佐藤啓志郎がボランチに入りました。

それ以外の先発メンバーは前節と変わっていません。

畝本諭・桃井紳伍が久しぶりにリザーブメンバーに名を連ねています。

奈良クラブ

奈良クラブは4-3-3のフォーメーション。

前節ホンダロックSC戦からはCFが浅川隼人選手から浜田幸織選手に、アンカーが可児壮隆選手から森田凛選手に代わっています。

試合経過

コイントスに勝った奈良はエンドを変えて風上を選択します。

試合は立ち上がりから奈良がボールを支配し、しまねを押し込む展開。しまねは奈良からなかなかボールを奪えず敵陣に侵入することができません。

奈良のボールホルダーにしまねの選手が寄せに行ってもあっさりと交わされたり、その流れのまま長い距離をドリブルで持ち上がられたりと序盤は奈良の意のままに試合が進行している印象を受けました。

17分、奈良がしまねを押し込んでいる時間帯に2回続けてCKのチャンスを得ると、その2回目にショートコーナーからパスをつないで山本宗太郎選手がヘディングシュート。GK池藤聖仁がこれを弾き出すもののこのこぼれ球に再び反応した山本選手がダイレクトにゴールへ蹴り込んで奈良が先制

何とか主導権を握って追いつきたいしまねでしたが、先制された後もしまねの各選手はデュエルで奈良の選手に負けるケースが多く、かなり苦戦を強いられていました。

しかし前半の終盤を迎える頃にはしまねが奈良の圧に慣れてきたのか、あるいは奈良が意図的に攻撃のギアを緩めてきたのか、しまねも徐々にボールを持てるようになってきます。

しまねは序盤の押し込まれていた状況から前半終了前はイーブンの攻防まで持ち直し、スコアの方はしまね0-1奈良のまま後半へ。

後半はスタートから積極的な攻撃を仕掛けるしまね。

47分、CKの場面では川中健太が相手と競り合いながらボールを頭に当てますがミートせずボールは枠外へ。

48分には佐藤啓志郎がペナルティエリアに侵入しようとしたところを倒され絶好の位置でFKを獲得。しかしこの場面では川中の蹴ったボールが大きく枠を外れしまねはチャンスを活かすことができません。

60分には逆に奈良に最終ラインから一気に前線へボールを運ばれシュートを許したしまねでしたが、池藤が何とかボールを弾き出してCKに逃れピンチを救います。

62分にはまずしまねが最初の選手交代。

右SBの澤島輝に代えて髙畑智也、FWの堀田佳佑に代えて谷尾昂也を投入します。

この交代で髙畑は右SHに入り、このポジションを務めていた菅本岳が右SBのポジションに入りました。

67分には奈良ゴール前混戦のこぼれ球を菅本がフリーでシュートするチャンスがありましたが、ボールはGKアルナウ選手の正面。

73分、しまねは3人目の選手交代。FW加倉広海に代えて瀬戸匠海を投入します。

しまねは奈良陣内へは攻め込むもののシュートチャンスにパスを選択して手詰まりになったり、サイドからのクロスボールの精度が悪くチャンスを演出できなかったりで、なかなかシュートで攻撃を完結することができません。

84分、奈良のフリーキックの場面ではオフサイドラインの裏に上手く抜け出され、対応に出た池藤も交わされて「あわや失点か」と言う大ピンチを迎えますが、交代出場の浅川隼人選手が放ったヘディングシュートが枠を外れ、しまねは命拾いをします。

直後の85分、しまねは最後の選手交代。ボランチの澤田理玖に代えて桃井紳伍を投入します。

桃井は左SHに入り髙畑がボランチの位置に下がりました。フォーメーションは谷尾をワントップに置き、左から桃井・川中・瀬戸を並べた4-2-3-1、あるいは状況に応じて谷尾・川中を2トップにした4-4-2へ移行します。

人を代え、布陣を変えて最後まで攻めたしまねでしたが奈良の堅い守りを最後まで崩せず、しまね0-1奈良で試合終了。

しまねが0-1のスコアで敗戦するのは実に今季5回目

前節3得点を奪い得点力回復の期待が大いに盛り上がっただけに、非常に痛いウノゼロ敗戦となりました。

感想

シュート数

この試合で放ったシュートは前半1本・後半2本の僅か3本。

前節のFC大阪戦で見せた「ゴールを狙う」「そのために前を向いて仕掛ける」という積極性が残念ながら見られませんでした。

あちこちで芝が剝がれている劣悪なピッチのせいでパスのリズムが出なかったという事情もあるのかもしれません。いずれにしても前節に比べて今節は攻撃の質があまりにも低かったので期待していた分落胆が大きいです。

ここからまた無得点地獄に落ちて行くのか、あるいは無得点は今節限りで次節からまたゴールが生まれるのか。

コーチングスタッフの修正力に一縷の望みを託すしかないです。

最下位転落

今節はクリアソン新宿がHonda FCに勝利して15位に浮上し、代わって神楽しまねが最下位の16位に転落しました。

2019年のJFL参入元年、残留争い渦中の当時の松江シティFCが第12節までに獲得した勝ち点は「7」

今季の神楽しまねの現在の勝ち点が「8」ですから、勝ち点的には当時とほぼ同じような状況と言えるでしょう。

ただ最下位とは言っても15位・14位との勝ち点差は「2」ですから、1節の試合結果でひっくり返せますし、もしかしたら次節にもしまねが残留圏内に浮上することができるかもしれません。

厳しい状況に置かれてはいますが、まだ絶望的な事態ではないだけに希望を持って見守りたいと思います。

次節の対戦相手

次節は2022年6月26日(日)、アウェイで鈴鹿ポイントゲッターズと対戦します。

鈴鹿は現在5勝1分け6敗の勝ち点16で10位

過去の対戦成績はしまねの1勝2分け2敗。負け越しています。

しまねとすればFC大阪戦をきっかけにつかみかけた浮上の手掛かりを完全に手放してしまわないためにも、ゴールと勝ち点が欲しい試合。

難しい試合になるとは思いますが、選手・スタッフ一丸となり何とか踏ん張ってもらいたいところです。

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