マッチリポート(2022年)

【2022 JFL】第2節 クリアソン新宿 vs FC神楽しまね

2022年3月21日

■第24回日本フットボールリーグ(2022)第2節

クリアソン新宿 0-1 FC神楽しまね

2022年3月19日(土) 13:00
駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場
観客 2,603人

【得点者】 49分 髙畑智也(しまね)

JFL開幕直前にクラブ内でコロナウィルス感染者が相次いだことから、FC神楽しまねの開幕節は5月4日(水・祝)に延期となりました。

従って、この第2節が神楽しまねの2022シーズン開幕戦となります。

対戦相手は昨季の入れ替え戦でFC刈谷を破り、JFL初参戦を決めたクリアソン新宿

新宿のホーム、駒沢陸上競技場でのキックオフとなりました。

スターティングメンバー

FC神楽しまね

2019シーズンの途中から3バックを採用して以来、2020、2021シーズンと常に3バックで戦ってきた松江シティFC

新生・FC神楽しまねは名前だけでなくフォーメーションも4バックに変わっていました。

中盤の底をダブルボランチ、前線はFWを2枚並べた4-4-2の布陣です。

2トップの一角に谷尾昂也、右のサイドハーフに清本将史、右のCBに今村直也と新戦力3人がスタメン入りしました。

リザーブにも1名の新戦力。瀬戸匠海が名前を連ねています。

クリアソン新宿

クリアソン新宿も4-4-2のフォーメーション。

ジュビロ磐田などでプレーしたJ1経験者・上田康太選手の存在が目を引きます。

試合経過

立ち上がりは神楽しまねのペース。

ボールを保持する時間が長くパスもよく回っており、新宿が受けに回る場面が目立ちます。

しかし、しまねのシュートはことごとく枠を外れ、サイドからのクロスもあと少しのところで中に合いません。

そうこうしているうちに、しまねの攻撃に慣れてきた新宿が徐々に攻勢を強めてきます。

前半、決定的なチャンスの数では新宿がしまねを上回っていました。

新宿のシュートが僅かに枠を外れたり、しまねの身体を張ったディフェンス&井上亮太のビッグセーブのおかげで何とかスコアレスが保たれている状況だったと言えます。

前半のシュート数はしまね4本に対し、新宿が7本。スタッツ的にも新宿が押している展開でした。

後半になると、またしまねが攻撃のリズムを取り戻し新宿陣内に攻め込むようになります。

そして迎えた49分。

新宿のロングフィードをカットしたしまねはカウンターを発動。

ボランチの筒井俊が左サイドの髙畑智也にロングパスを通すと、そのまま髙畑がドリブルでペナルティエリア内まで侵入。

最後は利き足ではない右足でゴール右隅に流し込んで神楽しまねが先制。新宿0-1しまね

その後はほぼ互角の攻防が続きますが、終盤に差し掛かると新宿が怒涛の攻撃を展開。

1点を守り切りたいしまねは守備ブロックを固めて新宿の攻撃を受ける時間が長くなります。

数々の決定機を迎える新宿でしたが、GK井上が再三の好守でゴールを割らせず。

アディショナルタイムには新宿が決定的なシュートを放つもののゴールポストが盾となり、最後まで1点が遠かった新宿。

結局、新宿0-1しまねのスコアでタイムアップ。

FC神楽しまねは改名元年の記念すべき初戦を勝利で飾りました。

感想

4バック

FC神楽しまねの4バックには驚きました。

元々JFL参入元年の2019年は4バックでスタートした松江シティFCでしたが失点が多く成績も低迷。

そこで当時の田中孝司監督が夏の中断期間を機に3バックへ移行。守備の安定に一定の成果があったことから、以来松江シティは昨季まで3バックのみで戦ってきました。

ただ守備は安定したものの得点力が伸びず、得点力不足の解消が松江シティの重要な課題のひとつであったことは事実です。

果たして今回の4バックへの回帰が得点力不足を解消するためのものなのか?それは実信憲明監督に伺わないとまだ分かりません。

また、もしかすると対戦相手や試合状況によって4バックと3バックを使い分ける可能性もあります。

今後、実信采配を注視しながら監督の狙い・意図を探っていければと思います。

クリアソン新宿について

開幕戦のFC大阪戦では1-3で敗戦したものの先制点を奪っているクリアソン新宿。

また第2節の神楽しまね戦も0-1で敗れましたが、シュートはしまねの7本に対し倍の14本を放っています。

決して力負けしているという印象はなく「あと一歩」届かなかっただけでした。

思えばJFL参入元年、当時の松江シティFCはソニー仙台FCとホーム開幕戦を戦ったのですが、松江の「これは決まっただろう」というシュートをソニーが最後のところで泥臭く身体を張ってことごとく阻止し、どうしても松江はゴールを奪えない。

逆に松江はソニーのシンプルなカウンターで失点を重ね、0-3で敗戦。

シュート数はソニーの6本に対し、松江は10本。ポゼッションでも松江が上回っていたのに完敗してしまいました。

そこから松江は「いい内容の試合をするのに勝てない」という長いトンネルに入り低迷が続きます。

開幕から実に11試合も「勝ちなし」が続いた松江でしたが、もっと早くどこかで勝利していればここまでの低迷はなかったかもしれません。

クリアソン新宿も結果としては2連敗していますが、おそらく1つ勝てば浮上のきっかけをつかむことができるでしょう。

その「1勝」は出来るだけ早く欲しいところですね。

次節の対戦相手

次節は2022年3月27日(日)、東京武蔵野ユナイテッドFCをホームに迎えます。

FC神楽しまねにとってはホーム開幕戦。

東京武蔵野はかつて横河武蔵野FC時代に監督を務めていた依田博樹氏が今季から監督に就任しています。

現在リーグ戦2試合の成績は1勝1分で負けなしです。

過去の対戦成績は1勝1敗3分

お互いに2点以上取った試合がなく、いずれも拮抗した試合になっています。

今回も接戦となりそうですが、神楽しまねのホームデビュー戦ですので何としても勝利したい。

お客さんにもたくさん入場してもらいたいですね。

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