2021年2月26日、いよいよ2021シーズンのJリーグが開幕しました。
そこで今回は、2021シーズンにJFLからJリーグへ個人昇格を果たした選手たちを取り上げ、まとめてみることにしました。
目次
JFL → J3
選手名 | ポジション | 所属先 | 前所属先 |
横山 卓司 (よこやま たくじ) |
GK | ヴァンラーレ八戸 | ラインメール青森 |
廣瀬 智行 (ひろせ ともゆき) |
DF | ヴァンラーレ八戸 | ラインメール青森 |
島田 拓海 (しまだ たくみ) |
FW | ヴァンラーレ八戸 | 奈良クラブ |
宮内 寛斗 (みやうち ひろと) |
FW | Y.S.C.C.横浜 | ヴェルスパ大分 |
堀 研太 (ほり けんた) |
MF | 藤枝MYFC | ラインメール青森 |
瓜生 昂勢 (うりゅう こうせい) |
MF | アスルクラロ沼津 | ヴェルスパ大分 |
横山卓司選手は2020シーズン、15試合中13試合でスタメン出場したラインメール青森の正守護神です。
廣瀬智行選手は昨シーズン5試合のスタメン出場。186cmの大型DFです。
横山選手も廣瀬選手も同じ青森県内の八戸へ移籍ということですので、気候などの面で戸惑うことはないでしょう。慣れた土地でその能力を存分に発揮することが求められますね。
島田拓海選手は2020シーズン全試合(スタメン9試合・途中出場6試合)に出場。5得点を挙げています。八戸の得点力向上への期待がかかる選手です。
宮内寛斗選手は松江シティFCサポにとっては説明不要の選手ですね。2020シーズンに松江シティFCからヴェルスパ大分に移籍しましたが、スタメン3試合・途中出場が5試合と予想外に出場機会が少なく、結局ヴェルスパを1年で退団し古巣のY.S.C.C.横浜に復帰することになりました。
宮内選手がJの舞台でどれくらい輝くことができるのか、楽しみに見守りたいと思います。
堀研太選手の昨シーズンは途中出場が5試合。移籍先の藤枝MYFCでもスーパーサブとして活躍するのか、あるいはスタメンを勝ち取ることができるのか。アンダー世代では日本代表に名を連ねたことのある選手ですので、新天地でその才能が開花することが期待されます。
そして最後に瓜生昂勢選手。
2021シーズンは全15試合にボランチとしてスタメン出場。チームではキャプテンを務めヴェルスパ大分を初優勝に導きました。この年のMVPにも選出されています。
166cmと小柄な選手ですがピッチ上では非常に存在感があり、チームの司令塔としてまさにMVP級の活躍を見せました。
沼津でも早々にゲームコントロールを任される立場になると思われます。
こちらもJ3でのプレーを早く見てみたい選手の一人ですね。
JFL → J2
選手名 | ポジション | 所属先 | 前所属先 |
上田 智輝 (うえだ ともき) |
GK | 大宮アルディージャ | 奈良クラブ |
上田智輝選手は2020シーズン、11試合に出場(スタメン出場10試合・途中出場1試合)。
2021年2月28日の大宮の開幕戦(vs水戸)ではいきなりスタメンに抜擢されました。
大宮のGK陣には笠原昂史選手やフィリップ・クリャイッチ選手といった実力者が控えています。
熾烈な競争を制して上田選手がこのまま正守護神に定着できるのか、要注目です。
JFL → J1
選手名 | ポジション | 所属先 | 前所属先 |
白坂 楓馬 (しらさか ふうま) |
GK | 横浜F・マリノス→鹿児島ユナイテッド(期限付き移籍) | HondaFC |
白坂楓馬選手はHondaFCからJ1の横浜F・マリノスに完全移籍。
今年のJFLからの個人昇格選手の中では一番の出世頭です。
今季はマリノスへの移籍直後にJ3・鹿児島ユナイテッドに期限付き移籍となりました。
2021シーズンの白坂選手は開幕から11試合連続でスタメン出場しています。シュートストップ能力が高く、非常に安定したセービングを行うGKという印象です。2019年の天皇杯ラウンド16で浦和と対戦した際に、杉本選手のPKをストップしたシーンが強く記憶に残っています。
JFLからJ1移籍後、直ちに期限付き移籍となった選手と言えば、同じくHondaFCから川崎フロンターレに移籍した遠野大弥選手がいます。
遠野選手は2020年に川崎移籍直後、アビスパ福岡に期限付き移籍。その年に11得点を挙げる活躍で福岡のJ1昇格に貢献し、2021シーズンは移籍期間満了で川崎に復帰しています。開幕戦では出場こそありませんでしたがサブメンバーに名を連ね、今季の活躍が大いに期待される選手に成長しました。
ちなみにJリーグ選手名鑑2021(エル・ゴラッソ編集)掲載の白坂選手のアンケート欄を見ると「昨年一番すごいと思った選手」に遠野選手の名前が挙がっています。
白坂選手も遠野選手のように期限付き移籍先で大きく成長し、マリノスに帰還後は正守護神として君臨できる日がいずれ来ることでしょう。
以上、JFLからJリーグに個人昇格した選手たちの紹介でした。
Jリーグでの今後の活躍が楽しみです。