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【2021 JFL】第32節 高知ユナイテッドSC vs 松江シティFC

勝利のイメージ

2021 JFL 第32節
高知ユナイテッドSC 0 ー 1 松江シティFC
2021年11月20日(土) 13:00 Kick off
春野総合運動公園陸上競技場
観客 503人

ここ2試合、無得点での敗戦が続いていた松江シティ。

今節は前回ホーム対戦時に4-0で快勝した高知ユナイテッドが相手です。

アウェイでの戦いではありますが、まずは得点を奪い何とか連敗を止めたいところです。

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スターティングメンバー

松江シティFC

松江シティスタメン

前節との違いは左インサイドハーフが畝本諭に代わって髙畑智也が起用されている点。

リザーブメンバーは7人登録できるところを今節は6人とし、前節メンバー入りしていた桃井紳伍が外れています。

高知ユナイテッドSC

高知スタメン

高知は西村勇太選手を1トップに置いた4-2-3-1の布陣です。

昨季まで松江シティに所属していた西村光司選手が右サイドハーフでスタメン出場しています。

試合経過

前半

立ち上がりは攻め込む時間があった高知。しかし時間経過と共に徐々に松江がボールを支配するようになります。

松江は細かくパスを繋ぎながら高知陣内に攻め入りチャンスを伺いますが、高知の人数をかけた守備の前になかなか決定機を迎えられません。

高知ゴール前で若干手数をかけ過ぎていた松江でしたが、やがて惜しいシュートを打てるようになるなど試合は松江ペースに傾いていきます。

28分には松江がコーナーキックの流れから波状攻撃を仕掛け、最後はペナルティエリア外から佐藤啓志郎が枠を捉えたミドルシュートを放ちましたが、高知GK井上聖也選手のファインセーブに阻まれてしまいます。

一方の高知は35分、松江ゴール正面のペナルティアーク内でファウルを受け、絶好の位置でのフリーキックを獲得。しかし西村光司選手のフリーキックは松江の壁に阻まれ高知は好機を活かせず。

このフリーキックを契機に押され気味だった高知が反撃を始め、39分には中舛健人選手の放ったミドルシュートが僅かにゴール右に外れるなど、松江にとって危ない場面が作られるようになりました。

そしてスコアレスで折り返すかと思われた前半アディショナルタイム。

コーナーキックを獲得した松江は髙畑がファーサイドに蹴ったボールを下村尚文が中央のスペースに頭で落とすと、佐藤が見事なハーフボレーシュートをゴールネットに突き刺し松江シティ先制。高知0-1松江

前半終了間際に松江が得点を奪い、1点リードで後半へと折り返します。

後半

後半開始からまず高知が選手交代。左サイドハーフの吉田知樹選手に代えて細山海斗選手を投入します。

後半は前半に比べると高知が攻める時間が長くなり、しばらくは中盤の攻防で膠着した状態が続きます。

63分に松江は左サイドのペナルティエリア手前でファウルを受けフリーキックのチャンス。

菅本岳が壁を超えるクロスを上げると見せかけ中央の川中健太へグラウンダーのパスを供給。川中がこれをスルーして高知のマークを外し、最後は馬場将大がシュートを2発連続で打ちますがいずれも高知の選手が身体に当てて阻止。得点には至りません。

飲水タイム明けの70分、高知は2枚替え。1トップの西村勇太選手に代えて赤星魁麻選手、トップ下の長尾善公選手に代えて栗原純弥選手を投入します。

直後の72分には松江が最初の選手交代。左ウィングバックの菅本を下げ辻川裕介を投入。

73分に松江はペナルティエリア手前の位置でフリーキックを獲得。

髙畑の蹴ったボールが高知の壁に当たり、さらにGK井上聖也選手が弾いたボールを最後は辻川がシュートに行きますが高知の選手に跳ね返されゴールすることができません。

77分、高知は松江の右サイドのスペースに出たボールを平田拳一朗選手が中央にグラウンダーで折り返し。飛び込んできた赤星選手に通れば、と言う場面でしたがここは下村が間一髪ゴールラインの外に蹴り出してコーナーキックに逃れます。

82分、松江はFW遊馬将也に代えて伊能玲生を投入。

同じタイミングで高知は最後の選手交代。トップ下にポジションを移していた西村光司選手に代えて泉光輝選手、ボランチの中舛健人選手に代えてルーカス・ダウベルマン選手を投入します。

この交代直後に中央のスペースで泉選手が完全にフリーでボールを受けシュートを打たれるという場面がありましたが、ボールは枠を外れ松江は事無きを得ました。

87分に松江が最後の選手交代。FW川中に代えて加倉広海、左インサイドハーフの髙畑に代えて畝本を投入します。

すると89分、高知にアクシデント。

高知陣内の右サイドタッチライン際の攻防。転倒しながらもボールをキープしていた澤島輝からボールを奪おうとしたルーカス・ダウベルマン選手が、ボールではなく澤島を蹴ってしまい一発レッドで退場

交代出場選手を退場で欠いてしまい、高知は厳しい状況に追い込まれました。

それでも高知は1点を追って残り時間も諦めずに攻撃を仕掛けますが、松江は冷静に時計の針を進めながら集中した守備で虎の子の1点を守り切り高知0-1松江で試合終了。

ウノゼロで2連敗していた松江は今節逆にウノゼロで勝利し連敗を2で止めました。

戦評

松江シティとしては3試合ぶりに得点が取れたことがまず良かった点。

無得点に終わった過去2試合も攻撃の形は出来ていましたが、最後のプレー精度が僅かに足りなかったり相手に上手く守られたりで得点には至りませんでした。

今節も高知の中央の守備が固かったので苦労はしましたが、前半のほぼラストプレーで良く佐藤啓志郎がゴールを決めてくれたと思います。

佐藤は前々節奈良クラブ戦の終盤、フォーメーション変更に伴い初めてアンカーの位置でプレーをしました。

持ち前の豊富な運動量で左右両脇のスペースも十分カバーしていますし、機を見て果敢に前のポジションに顔を出しシュートを狙うなど、まさに攻守に縦横無尽の活躍を見せています。

垣根拓也の負傷・長期離脱で懸念されていたアンカーの代役が佐藤のおかげでようやく決まりつつある、そんな印象を持ちました。

一方で少し気になったのは交代カードを切るタイミング。

通常ですと60分~70分あたりで遊馬将也から伊能玲生への交代となるのですが、今節この交代が行われたのは80分を過ぎてから。

特に遊馬はこの試合、相手とのコンタクトプレーが多く通常以上に疲弊していたと思うのですが逆にいつもより遅い時間帯での交代となっています。

ベンチが遊馬のポストプレーがまだまだ有効だと判断したのかもしれませんし、伊能を時間限定で使わざるを得ない事情があったのかもしれません。このあたりは各選手のコンディションを十分に掌握している実信憲明監督含めコーチングスタッフの判断なのでとやかく言うことではないのですが、ちょっとだけ気になりました。

次節の対戦相手

次節は11月28日(日)、アウェイでFC刈谷との対戦です。

刈谷は今節東京武蔵野ユナイテッドに敗戦し、JFL最下位(17位)が確定。地域リーグとの入れ替え戦に臨むことになりました。

刈谷は残留争いの緊張感から解放されたのでおそらく各選手伸び伸びとプレーをすることでしょう。

また入れ替え戦に備えて選手のコンディションを調整したり戦力の上積みをするために、これまであまり出場機会のなかった選手を多く起用してくるかもしれません。

いずれにしても松江シティにとっては少し厄介な相手になりそうですが、とにかくしっかり戦って勝ち点奪取を目指してもらいたいものです。

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