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2021シーズン 松江シティFC 前半戦の振り返り

レビューイメージ

JFLは7月24日、25日開催の第18節終了をもって、約1ヵ月間の中断期間に入っています。

次節第19節の開催日は8月21日、22日ですが、この節松江シティFCは「試合なし」のため第20節8月29日がJFL再開日となります。

JFLは今季日程の半分+1節を消化して中断しておりますので、この期間を利用して松江シティの前半戦の戦いぶりを振り返ってみたいと思います。

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順位

第18節終了時点のJFLの順位表です。

2021 JFL 前半戦順位表

松江シティは6勝6分5敗、勝ち点24で9位に付けています。

開幕前の目標が9位以内でしたので、まずまずの位置にいると言えるでしょう。

マーブルでのvs高知ユナイテッド戦の中継で解説を担当された島根県サッカー協会特任理事・上野敏夫さんによると「松江シティは5位以内に入るポテンシャルがある」とのこと。

実際、現在5位のラインメール青森とは勝ち点3差ですから、後半戦は9位と言わずひとつでも上の順位を目指して頑張ってもらいたいものです。

今季の前半戦で達成した松江シティJFL入会後「初」の出来事を列挙すると以下の通り。

・ホンダロックSCから初勝ち点(第6節 1-1)

・F.C.大阪に初勝利(第10節 1-0)

・MIOびわこ滋賀から初得点・初勝利(第14節 2-1)

・Honda FCに初勝利(第15節 1-0)

・高知ユナイテッドSC戦で最多得点(第16節 4-0)

今季昇格したチームとは初対戦になりますので、上で述べた「初」とは意味合いも重みも違いますが一応言及しておくと「FCティアモ枚方から初勝ち点(第4節 1-1)」「FC刈谷から初勝利(第7節 2-0)」という「初」もありました。

今季前半の松江シティは先制されても追いついて勝ち点を奪取した試合が4試合あり、またこれまで勝利がなかった対戦相手についても無失点に抑えながら最少得点で下すなど、守備で我慢をしながら非常に粘り強く戦っているのが目立ちます。

開幕当初は新加入選手が完全にフィットしているとは言い難い松江シティでしたが、節が進むごとに徐々にチームとして機能し始め、中断前の直近5試合を3勝2分けで締めるなど尻上がりに調子を上げてきました。

中断期間を利用した戦術とコンビネーションのブラッシュアップで後半戦はさらに魅力的な戦いをする松江シティになっていることを大いに期待したいです。

得点

中断前までの各チームの総得点順位は次の通り。

2021 JFL 前半戦総得点

松江シティは順位同様、中位の得点力です。

1試合平均得点1.18点と、毎試合1点は取っている計算になりますからこちらもまずまずと言う感じでしょうか。

各選手の得点数は次のようになっています。

①髙畑智也  5得点
②遊馬将也  4得点
③伊能玲生  3得点
③川中健太  3得点
⑤垣根拓也  2得点
⑥菅本岳   1得点
⑥佐々木健人 1得点
⑥佐藤啓志郎 1得点

昨季は酒井達磨選手という突出したストライカーがゴールを量産しましたが、酒井選手が移籍で抜けた今季は前線の選手で満遍なく得点を取っているという印象です。

2列目の髙畑智也が現時点でチームトップスコアラーというのは、本人の得点能力が高いのはもちろんですが、トップにポストプレーに長けた選手が揃っているのも要因のひとつでしょう。

遊馬将也しかり伊能玲生しかり、そしてリーグ戦ではまだ得点のない堀田佳佑も前線で身体を張れるタイプの選手です。

絶対的なストライカーが居るに越したことはないのですが、こうして得点の取れる選手が複数居れば選手個人の好不調によって得点力に極端な差が生じることはないでしょう。

後半戦も「全員で得点を取りに行くサッカー」を極めてもらいたいところです。

失点

続いて各チームの総失点順位です。

2021 JFL 前半戦総失点

松江シティの1試合平均失点数は1.12。今季ここまで17試合中無失点試合が5試合あります。

昨季は15試合で平均失点数が1.6、無失点試合が2試合でしたから、守備の方は明らかに昨季より改善されています。

堅固な守備をベースにした戦い方がチームに安定感をもたらしているのは間違いないでしょう。

その中心となっているのが3センターの中央でプレーする下村尚文

今季ここまで全試合にスタメン出場し松江シティのディフェンスラインを統率しています。

また左右のCBもそれぞれ左には馬場将大・宮内真輝、右には松下大祐・筒井俊と仮に離脱者が出てもカバーできるバックアップメンバーが揃っており、守備に苦しんだ昨季とは違い充実したメンバー構成になっているのが今季の松江シティの強みと言えます。

後半戦でも守備の安定を継続し、大崩れする試合がないことを祈りたいです。

采配

実信憲明監督が就任して2シーズン目。

また昨季加入し今季も中心選手として活躍している井上亮太、垣根拓也、菅本岳、川中健太も松江シティで2シーズン目を迎え、それぞれにJFLの水にも十分慣れた頃と思われます。

実信監督はこうした2年目の選手を中心に、開幕戦ではいきなり大卒ルーキーを4人も先発出場させるなどシーズン開始から実に思い切った采配を振るってきました。

もちろん怪我人などの要因もあったとは思われますが、実信監督がその後も新加入選手を積極的に起用し続けた結果、今や伊能玲生・堀田佳佑・澤島輝・宮内真輝・松下大祐ら大卒ルーキー組は完全にレギュラー格へと成長しました。

こうして選手層が厚くなったおかげで、昨季のようにメンバー固定が原因で体力を消耗しパフォーマンスが極端に落ちる選手も見られなくなっています。

選手交代にしても交代枠を無駄に余らせてしまう「動けない采配」が少なくなり、活性化させたいポイントを的確に補う「攻めの采配」が功を奏しているケースが増えてきました。

2年目を迎えて実信監督の試合の流れを読む力や選手を見極める目は間違いなく上がっているように見受けられます。

総じて実信監督のチーム作り・チームマネジメント力には今のところ個人的には全く問題がないと思っています。

後半戦への期待がただただ高まるばかりです。

おわりに

今季前半戦の松江シティについて振り返ってみましたが、全般的に大きな不満要素・不安要素はありません。

強いて言えば怪我人の具合が心配なところだけでしょうか。

離脱中の馬場悠、泉宗太郎、堀田佳佑はクラブからのリリースがありましたが、最近復帰した田平謙は怪我の情報がリリースされていなかったですし、他にも軽度の怪我を抱えて離脱している選手がいるのかもしれません。

とはいえ、今いる選手で戦い抜かなければならないのには変わりがないですし、あとはこれ以上離脱者がでないことを祈るばかりです。

中断明けの東京武蔵野ユナイテッド戦ではどんな松江シティが見られるのでしょうか。

楽しみに待ちたいと思います。

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